2011年8月20日土曜日

大きな栗の木の下で。




今日の主役は『栗』。
いわずと知れた秋の味覚。
真夏のこの時期は、写真のようにまだ青々としたイガに包まれています。
実が熟すと、先端からイガが割れ、中から果実が顔をのぞかせます。

栗の食べれる部分は、子葉(芽生えの時の双葉)という部分で、
澱粉をたくさん含んでいるそうです。
なんとなくお芋っぽいもんね。

『栗』といえば、皆さんは何を思い出しますか?
パリの焼き栗?モンブラン?
それとも栗ごはんや、天津甘栗??
栗の独特の甘みは、大好きな人も多いはず。
料理やデザートに『栗』を使ったメニューはたくさんあります。
その中の一つ、マロングラッセも『栗』のお菓子。
だけど、このマロングラッセの『マロン』は、
もともと『マロニエ』の実のことだったんですって。

『マロニエ(marronnier)』の実=『マロン(marron)』。
それで作ったのが、本当の「マロングラッセ」。
それがいつしか、『栗』の実で代用するようになり、
『栗』が『マロン』と呼ばれるようになったんだとか。
見た目も少し似ているから?

『マロニエ』は『マロン』の名前を『栗』に譲ったんですね。
『マロニエ』はそれで納得してたのかなぁ。
『栗』もそれで本当に良かったのかなぁ。
「マロングラッセ」に代用されなければ、『栗』はなんて呼ばれたんだろう。
などと、一人思いを巡らせております。

美味しければ、その実が『マロニエ』でも『栗』でもいいじゃないか。
と言う人もいるかもしれないけれど。
それはやっぱり違うんだ。
うまく言えないけれど。

なんとなく今夜は秋っぽい。
『栗』が旬の季節までもう少し。
その時は、皆様にも、私にも。
日本中に実りの秋が訪れていますように。

大きな栗の木の下で
大きな夢を
大きく育てましょう
大きな栗の木の下で





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