2011年9月3日土曜日

毒があろうと無かろうと。




台風の土曜日。
強風におののきながらも、
すごい速さで流れる雲を見るのが好き。
まぁまぁ大人になるまで、「台風一過」を「台風一家」だと思っていた私です。

さて、今日のお花は『ヤマゴボウ』。
ピンクの軸になる緑の実。
嘘みたいな自然色。
熟すと緑から深い紫色に変わります。
そのコントラストがとてもキレイで、『ヤマゴボウ』だけですでにアート。

正式名は『ヨウシュヤマゴボウ』『洋種山牛蒡』。
身近な雑草として、山や河原だけでなく、
街の空き地などでもよく見かけます。

だけど、毒性が強いので、要注意。
野生の動物たちもこの実はちゃんと避けるそうです。
なのにアメリカでは昔、安いワインの色付けに使われていたんだって。
着色料に使われるほどの果汁を含んでいるので、
服や手に付いたらなかなか落ちません。
そちらの方も要注意。

毒性があるのと同時に、薬理作用のある物質も含まれているので
今も研究が進められているそうです。

毒と薬は紙一重。

良くないと思っていたものが実はとてもいいものだったり。
いいものだと信じていたものが実は良くないものだったり。
後者の方がショックは大きいけれど。

長年苦しめられた、原因不明のじんましん。
肌にいいと信じて使っていた某お茶石けんが
関係していたかもしれないまさかの事実。
去年にまとめ買いしたものをずっと使ってたんだけど。
もしやと思い、使うの止めたら治まってきた。
因果関係はまだはっきり分かりませんが。
もしそうなら、まさに毒と薬は紙一重。
(石けん、今のはちゃんと改良されて大丈夫らしいのでご安心を。)



毒があろうと無かろうと。
魅力的な花や人には。
独特の色があって、味があって、パワーがあります。
私を惹き付けてやまない何かが。
私の心に引っかかった何か。
それは毒かもしれないし、薬かもしれない。
どちらでもないものは、引っかかることもなく。

誰かの心に引っかかる、そんなお花を作りたい。


それにしてもすごい風。
にぎやかな「台風一家」が通り過ぎるまで、皆様充分お気をつけ下さいませ。








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