台風の土曜日。
強風におののきながらも、
すごい速さで流れる雲を見るのが好き。
まぁまぁ大人になるまで、「台風一過」を「台風一家」だと思っていた私です。
さて、今日のお花は『ヤマゴボウ』。
ピンクの軸になる緑の実。
嘘みたいな自然色。
熟すと緑から深い紫色に変わります。
そのコントラストがとてもキレイで、『ヤマゴボウ』だけですでにアート。
正式名は『ヨウシュヤマゴボウ』『洋種山牛蒡』。
身近な雑草として、山や河原だけでなく、
街の空き地などでもよく見かけます。
だけど、毒性が強いので、要注意。
野生の動物たちもこの実はちゃんと避けるそうです。
なのにアメリカでは昔、安いワインの色付けに使われていたんだって。
着色料に使われるほどの果汁を含んでいるので、
服や手に付いたらなかなか落ちません。
そちらの方も要注意。
毒性があるのと同時に、薬理作用のある物質も含まれているので
今も研究が進められているそうです。
毒と薬は紙一重。
良くないと思っていたものが実はとてもいいものだったり。
いいものだと信じていたものが実は良くないものだったり。
後者の方がショックは大きいけれど。
長年苦しめられた、原因不明のじんましん。
肌にいいと信じて使っていた某お茶石けんが
関係していたかもしれないまさかの事実。
去年にまとめ買いしたものをずっと使ってたんだけど。
もしやと思い、使うの止めたら治まってきた。
因果関係はまだはっきり分かりませんが。
もしそうなら、まさに毒と薬は紙一重。
(石けん、今のはちゃんと改良されて大丈夫らしいのでご安心を。)
毒があろうと無かろうと。
魅力的な花や人には。
独特の色があって、味があって、パワーがあります。
私を惹き付けてやまない何かが。
私の心に引っかかった何か。
それは毒かもしれないし、薬かもしれない。
どちらでもないものは、引っかかることもなく。
誰かの心に引っかかる、そんなお花を作りたい。
それにしてもすごい風。
にぎやかな「台風一家」が通り過ぎるまで、皆様充分お気をつけ下さいませ。
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