2011年5月21日土曜日

赤い宝石。




近所の空き地に、たわわに実っているサクランボを発見しました。
そんなにいい土壌でもないし、根も半分浮き上がっている状態なのに。
細い枝がしなるほどたくさんの赤い実がぶら下がって、ちょっと重そう。
そしてとってもおいしそう。
でもたぶん食用の桜の種類じゃないから、きっと酸っぱいんだろうけど。

酸っぱくったって、
この木にとっては、
この実は宝石。

ひとつでもたくさんのたねを、
鳥に運んでもらえるように。
どこかの街まで。
違う街で、同じ桜がいつか咲くかも!

お花見シーズンはちやほやされた桜の木の、
とても健気に、一生懸命果実を付けるその姿。
精一杯、努力をしているように私の目には映りました。

なんだかつくづく、私なんか、ほんとまだまだだなぁ。
整った環境じゃなくっても、もっと努力すれば、できることが広がるのに。
スキルも知識も。
感性も人間性も。
全然足りてない。
もっともっと努力しなくては。

そうすれば、誰にだって、
いつか実を結ぶ日がきっと来るはず。

その実を結ぶのは自分自身で自分次第。

心は折れないように、しなやかに。
この桜の木のように。

サクランボは、赤い宝石、努力の結晶。


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