2011年12月5日月曜日

イヴの夜には。




とても久しぶりのブログ更新。
お店の方も、プレオープンからもうすぐ2ヶ月。
少しずつペースが整ってきたように思います。
1日はとても長く感じるのに、
1週間がとても早く感じる今日この頃です。

写真はstudio2065がある、
HOTEL ANTEROOM KYOTOさん用にお作りしたクリスマスアレンジ。
実はクリスマスっぽく、ていうのはとても難しいんです。
なぜなら場合によってはチープに見えるし、ラブリーになりすぎるから。
ツリーに、ポインセチアやヒイラギとか、
そういうのなら簡単にできるのだけど。私の好みではない。
だからといって、ギラギラなのも苦手だし、
暗過ぎてもクリスマスっぽくない。。。

それならいっそ、飾りは省いてインパクトのあるものを、
ということで制作したのがこのアレンジ。
モリゾーって呼ばれてますが。
お気に入りです。

下の写真は、フロント用。
クリスマスカラーのボールたち。
こちらもとてもご好評を頂いております。


上に見上げるものだけがツリーではないと言っています、モリゾーが。
フロアを這うように伸びる枝葉。
クリスマスまで、少しずつ、こっそりと伸ばしていく予定。
実はすでに、初めより少し伸びているのですよ。
イヴの夜にはどうなっているのでしょうか。
私にも分かりません。お楽しみに。
ちなみにstudio2065の店内には、昨日モリゾーJr.が誕生しました。

アンテルームさんのあの空間だからこそ。
モリゾーもとても居心地が良さそうです。

これからどんどん、いろんなイベントに絡めて面白い事ができればいいな、
と思っております★

皆様ぜひ、クリスマスまでにモリゾーとJr.に会いに、足をお運びくださいませ。


2011年11月16日水曜日

追憶の山帰来。




この時期、もっともよく目にする実のひとつ、『サンキライ』。
漢字で書くと『山帰来』。
本名は『サルトリイバラ』。
お猿さんが引っかかって捕えられるほどのトゲがあるから『猿捕茨』。
でもユリ科。それは知らなかった!やはり日々勉強です。

もともと『山帰来』は、中国の違う植物の根茎で作られた漢方薬の名前だそうです。
でも日本では同じ科の『サルトリイバラ』が民間薬として使われていたので、
『サンキライ』と呼ばれるようになったとか。

大学生の頃、私は山に登って樹木を勉強するというゼミを取っていました。
週一回、教授と一緒に京都の小さな山に登っては、
大きな木を見上げたり、落ち葉を拾ったり。

その時初めて見た、自生している『サンキライ』の姿がとても印象深かった。
かわいらしいイメージの赤い実と、
とても無骨で荒々しい黒い枝のコントラストが強烈で。
今でも時々行きたくなります、山登り。

そのゼミは本当に楽しかったのですが、
最後の授業で奈良の春日山に登ったら。
教授が道を間違えて、幅10cmほどの道とは呼べない岸壁を歩きながら、
あんなになだらかな山で遭難寸前になったことが一番印象的。
今となってはいい想い出。


ドライになっても色あせない鮮やかな赤い実は、
クリスマスからお正月にかけて、大活躍します。
『サンキライ』の枝を輪にするだけで、ちょっとしたクリスマスリースになるし、
ツリーアレンジやお正月のお飾りにもこの赤色がとても映える。

だから、『サンキライ』を見ると、もう年末の気分になる人も多いはず。

私もその一人ですが、今回は、まだクリスマスには早いので、
赤でまとめた秋らしいアレンジに。
『サンキライ』の枝振りをそのまま活かしてお作りしました。


早々にクリスマスモード一色になるのも、悪くはないけれど。
一瞬で通り過ぎてしまう大好きな秋をもっと楽しんでいたいのです。
少しでも長く深く。
秋の夜長に追憶を辿れば。
色あせない赤い実と、色あせない想い出が、
時々山にも帰って来いよと呼んでるような気がします。

でも山ガールではありません。










2011年10月31日月曜日

trick or treat !




今日はハロウィン!
といっても、日本ではクリスマスのようにハロウィン一色!
な風景にはあまりならないけれど。
それでもやっぱり仮装したり、パーティーしたり。
楽しいです。

今回はstudio2065が入居するアンテルームさんに、ハロウィンのアレンジを。
2週間ほど前にデコレーションさせて頂きました。
それも今日で見納めですね。。。

ハロウィンと言えば、カボチャをくり抜いてろうそくを灯す、
「ジャック・オー・ランタン」が象徴的です。
そして、子どもたちが仮装して
「trick or treat !」(ご馳走をくれないといたずらしちゃうぞ!)
とお菓子をもらいに近所の家を廻るんですよね。
しかもお菓子をもらえなければ、報復のいたずらをしてもいいというから、
なんとなくアメリカっぽい(すいません・・・)と思っていたのですが。


もともとハロウィンは、ケルト人の収穫感謝祭。
ヨーロッパが起源なんですって。
ケルトの人々にとって、10月31日が1年の締めくくり。
その夜に、死者の霊や魔女が出てくると信じられていました。
それらから身を守るため、仮面を被り、
魔除けのために焚き火をしたのが始まりだとも言われています。
と、ウィキペディアに書いてありました!

ざっくり言うと、日本でいうお盆みたいな感じですか?ね?
京都で言う大文字さん的な?ちょっと違う?

ともあれ、わいわい楽しい夜にちがいない!
そんなイメージでお作りしました。
上段の写真はレストラン。
とても天井が高く、広い空間には、
シンプルにしすぎると存在感が薄くなりそうだったので、
豪華に大きく活けました。
下段はフロントの両サイドに。
こっくりとしたパンプキンカラーがシックなフロントにばっちり似合っていました。
『ミツマタ』の枝と、器を黒にしたことで引き締まったアレンジに。
かしこまりすぎず、派手すぎず。
かわいらしすぎず、クールすぎず。
と、自負しております。
とても楽しくお仕事させて頂きました!
ありがとうございました。

studio2065でも、今日は少しキャンドルに灯りを。

家族で楽しく過ごすのも、
恋人と甘く過ごすのも。
キャンドルの灯に照らされて、
みんなパンプキンカラーになりますように。

大声で!
耳元で?
「trick or treat !」
「trick or treat ?」

皆様、楽しいハロウィンを★
HAPPY HALLOWEEN!

2011年10月26日水曜日

グランドオープン。




10日のプレオープンから2週間、
無事23日にグランドオープンを迎える事ができました。
たくさんの方にご来店頂き、本当にどうもありがとうございました。

本当にバタバタした日々を送り、久しぶりのブログ更新です。
まだ2週間ではありますが、怪我して縫ったり、時間に追われたり。
自分の店を持つということの大変さ、
そしてなにより、楽しさと素晴らしさを、毎日ひしひしと感じている今日この頃です。

この場所にお店を構えて良かったなぁ、と思うことの1つにあるのは、
周りの方にとても恵まれているということ。
HOTEL ANTEROOM KYOTOさんのスタッフの方々をはじめ、
入居されている方やご近所の方も本当にみなさん優しくて、
時々、本気でうるっときます。。。
この場を借りて、お礼申し上げます。
これからもどうぞ宜しくお願い致します。


キーパーも設置され、やっと店内も落ち着きました。
が、今度こうしてみよう、ああしてみたいというのがすでに色々。
ある日突然、がらっと模様替えしてるかも!
なので、きっと、いつまでも完全完成形にはなり得ません。
生意気ながらも、常に完全感性形でいれればいいなと思っております。
いち花屋として。

スマートで、ビビッド。
ユーモラスで、フリーランス。

私が憧れる花と大人の在り方です。
私なんかはまだまだ、まだまだまだですが。
たぶん、きっと、これも完全完成形は難しい。
ただ。
これからもずっと、常にその憧れの気持ちは忘れることなく。
studio2065と共に、私自身も成長していければと思っております。

今後ともstudio2065に、変わらぬご愛顧を。
よろしくお願い申し上げます。

皆様のご来店、心よりお待ち致しております。



2011年10月10日月曜日

素晴らしき人生。



思いもよらない出来事も。
願ってもみなかったミラクルも。
すべての事に感謝します。


途方に暮れたり、落ち込んだりしながらも、
いろんな人に助けてもらって、救ってもらって、支えてもらって
今日まできました。
母が病に倒れた時に、一度は辞めようと思った花の仕事ですが、
今まで進んでこれたのは、お客様をはじめ、
家族、全ての友人、そして前の職場のオーナー・新旧スタッフのみんなのおかげです。
本当にありがとうございます。


私にとってはとても意味があって、縁起が良くて、心強い日である10月10日。
本日studio2065プレオープン致します。
まだ完全ではないものの、13年前のこの日にオープンした前職場にあやかって、
どうしてもこの日にスタートしたく、
おこがましくも、オープン日を同じにさせてもらいました。


たくさんの方にのんびり遊びに来て頂きたいという思いから、10日のプレオープンから
約2週間後の23日をグランドオープンとさせて頂きたいと思います。
その間も通常営業をしておりますので、ぜひお気軽に覗きに来て頂ければ、
と思っております。


これからも、今までと同様、お客様に喜んで頂けるお花をお届けするため、
今まで以上に精進して参ります。
どうぞよろしくお願い致します。


皆様にお会いできるのを楽しみにしながら、
様々な植物とじっくりゆったり向き合える空間をご用意して、
ご来店を心よりお待ち申し上げております。


今後ともstudio2065 をよろしくお願い致します。


special thanks to  Gris-Gris Flower , marutsune , spunk , good life , 
hotel anteroom kyoto ..................... and all my followers !!!!!!!

studio2065
〒601-8044 京都市南区東九条明田町7番
HOTEL ANTEROOM KYOTO 1F
tel/fax 075-694-1114
mail    info@studio2065.com

studio2065

2011年10月5日水曜日

桃栗三年柿八年。




10月に入り、秋も深まりつつあります。
朝晩はすっかりひんやり。
皆様はいかがお過ごしでしょうか。。。

こんなに急に涼しくなると、今年は紅葉の見頃も早そうですね。
この寒暖の差が、秋の樹木をより美しく紅く染めていくのです。

秋モード全開の本日のアレンジ。
主役は『カキノキ』の実、秋の味覚『カキ』。

紅葉した『マンサク』の葉と、『ヤマボウシ』の紅い実が
秋らしさをより一層際立たせています。

「柿が赤くなると医者が青くなる」ということわざがあるように、
『カキ』にはビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、栄養たっぷり。
また葉からは花粉症に効く成分が抽出されるらしいです。
ちょっと体調悪いかも、と思われた時は是非『カキ』を。
まさに万能薬。


また、「桃栗三年柿八年」と言われるように、
『カキノキ』は実を付けるまでにとても時間がかかります。
それでも必ず結実させて、強く堅い木になっていくんだからすごい。
じっくりゆっくり確実に。
渋いね、『カキノキ』。
見習いたい、その信念


気温差が激しい季節の変わり目。
皆様、風邪など召されませんようお気をつけくださいませ。

さて、studio2065 は毎日開店準備で大忙しです。
前回のブログで告知させて頂いてから、
たくさんの方にお祝いのお言葉を頂戴しました。
本当にありがとうございます!
忙しいながらも、毎日楽しんで準備しております★

そしてここでまた皆様にお知らせです。
前回の告知で10月10日開店とだけお知らせ致しましたが、
10月10日(祝・月)〜 プレオープン、
23日(日)をグランドオープンということに改めさせていただきます。

といっても、プレオープンとグランドオープンに何ら大きな差はございません。。。
特別なことをするわけでもありません。
ただ、オープンを10月10日にこだわりたい気持ちが強いにもかかわらず、
でも、バタバタしている今の自分にちょっとだけ余裕を持たせたかったのと、
ご来店頂いた皆様お一人お一人に、
ゆっくりとご挨拶させて頂きたいという思いも強く。

どちらの思いも大事にしたく、
ワガママで、欲張りな方法ではございますが、
少しゆとりを持ってプレオープンの期間を設けさせていただくことに決めました。

10日から万全の体制でお客様をお迎えする心の準備
全力営業させていただくことに変わりはありませんので、
10日からはどうぞいつでもお気軽に!
ささやかではございますがプチプレゼントをご用意してお待ちしております。

プレオープンまであと5日。
開始と同時に怒濤のラストスパートという前代未聞の開店準備。
ご注文頂いているアレンジの制作もあるので、
これから夜を徹しての作業となりますが、とても幸せ!

どんなに急いでいても。
じっくりゆっくり確実に。
いつかは必ず実を結ぶ。


初めてのことだらけで、私の準備不足や至らない点も多々あるかと思いますが、
一生懸命頑張りますので、温かく見守っていただければ幸いです。
今後とも宜しくお願い申し上げます。





studio2065

2011.10.10 (mon)  PRE OPEN !

            23 (sun)   GRAND OPEN !

京都市南区東九条明田町7番
HOTEL ANTEROOM KYOTO 1F
tel&fax (075)694-1114
mail    info@studio2065.com







2011年10月1日土曜日

my sweet spot !




中央に直立しているのは『甘蕉』。
ずばり、『バナナ』。
しかもピンク!
バナナアレルギーである私が、『バナナ』をご紹介します。
花屋にある『バナナ』は大概がこれです。
でも時々八百屋さんでも房をお見かけしますね。
『バナナ』が熟すと、皮の表面に出てくる黒い斑点。
その斑点を「スイートスポット」と呼ぶそうです。
甘みが増してきたサイン。
完熟してきた合図です。

私の顔にシミが出来たら「スイートスポット」と呼ぶことにしよう。

迷わず、焦らず。
じっくり待って、GOサイン!



ということで。

先日も少し告知させてもらったstudio2065開店のお知らせ。
改めまして。 
兼ねてより、フリーで活動していた私ですが、
おかげさまで来る10月10日(祝・月)にショップを開店する運びとなりました。
場所は札の辻烏丸西入る、「HOTEL ANTEROOM KYOTO」さんの1階です。

アンテルームさんは、ホテルとアパートメントで構成され、
ギャラリーやレストランも兼ね備えておられます。
心地よさとクリエイティブな刺激を感じることのできる、とても有意義な空間。
ご縁があってその一角に、私どもが入居させて頂くことになりました。

まだまだ修行の身である私ですが、
環境を整え、責任を持つことで、
より良いお花をお届けすることができるのではないか、
たくさんの方に植物に触れて頂き、
今までお花に興味が無かった方にも
興味を持って楽しんで頂ける場所を作りたい!という思いに至りました。
ちょうどその思いを抱いた時に、巡り会ったのがアンテルームさんです。

いろんなことが思い描けたし、目に浮かぶようにイメージできました。
私にとっては、全てのことが運命的で、必然的に見えました。
自慢じゃないけど、今まででこの感覚をハズしたことはありません。
と突っ走る、一個人の私を、受け入れてくださったアンテルームさんに感謝致します

studio2065では、
お花や観葉植物と一緒に、インテリア雑貨の販売も予定しております。
贈り物にはもちろんのこと、
植物とインテリアで、お部屋のトータルコーディネートも可能です。
今までの生活に、新しい潤いと+αの楽しみを。
studio2065 にお手伝いさせていただければと思います。

今後はフラワーアレンジメント教室の開催も予定しておりますので、
詳細が決まり次第、お知らせ致します。

ブログを始めて8ヶ月。
いつも私の拙い文にお付き合いくださり、ありがとうございます。
フリーで活動し、ブログというものを始めてから、
恩師や友人、更にはお会いしたことのない方からも、
たくさんの応援を頂きました。本当にありがとうございます。
その度にとてもとても嬉しくて、
また同時に、今までにも増して、
気を引き締めてがんばらねば!と思っている次第です。

喜ばれたお顔やお言葉が、何より私の原動力。
昔も今もこれからも。
たくさんの方に、少しでも、お花の魅力が伝わるように。
たくさんの方にお会いできるのを楽しみに。
studio2065 でお待ち申し上げております。

今後ともstudio2065をよろしくお願い致します。


studio2065 OPEN !
2011.10.10 (mon) 11:00~ 

〒601-8044
京都市南区東九条明田町7番
HOTEL ANTEROOM KYOTO 1F
tel&fax   (075)694-1114
mail        info@studio2065.com