2012年6月15日金曜日

艶美で甘美な法然院。





6月1日〜3日、京都・法然院にて開催したイベント、「asymetrie 一期一会」。
とても濃い3日間も無事に終了し、本当にありがとうございました。
お礼を述べるのが遅くなり、申し訳ありません。。。

私は、会場にはずっと居ることはできなかったので、
お会いできなかった方もたくさんいらっしゃったのがとても残念です。

短い期間にもかかわらず、たくさんの方にご来場頂いたこと、
とても感謝しております。ありがとうございました。

植卓のセットも少し持ち込みましたが、
今回は植卓の時とは雰囲気を変えて、
艶美で甘美な花を使おうと決めていました。
折しも季節はシャクヤクが旬。
苔光る6月の法然院。
その自然のエネルギーに負けてしまわないように。
だからといって、やりすぎてしまっては、あの凛とした雰囲気が損なわれてしまう。
そのバランスをうまく積み重ねるのがとても楽しかったです。

みなぎる生命力を全ての花びらから放つ原色のシャクヤクと
ただ静かに、ひっそりとたたずむ葉の枯れ落ちたドウダンツツジ。
この2つが、私の中では、テーマであるアシンメトリーの重要な意味を含んでいました。
でも、どちらからも感じ取ることができた多大なエネルギーに、
植物の魅力を感じずにはいられません。
梅雨の晴れ間、穏やかな静けさの中。
花と器が見事に溶け込んだ空間を。
花の色はより鮮やかに、
器にはより柔らかに、
その時の空気と光も一期一会。
3日間だけの、とても儚く、とても美しい世界でした。
あの空気感を共に作り出してくださった、Soilさん、HelsinkiParisさん、
このイベントの企画、撮影をしてくださった、independent One さんに、
心から感謝して。
次はどんな一期一会に出会えるか、楽しみにしています。