どれも素晴らしく優劣付け難い、という意味の慣用句。
「いずれがアヤメかカキツバタ」。
また、見分けがつきにくい、という意味にも用いられます。
写真中央。紫の花。
アヤメ?カキツバタ?
いいえ、これは『ハナショウブ』。
これら3つの花は、とってもよく似ています。
みんなアヤメ科アヤメ属。
だから混同しがちですが、違う花。
ちなみに、端午の節句に入る菖蒲湯の『ショウブ』は、『ハナショウブ』とは違います。
『ショウブ』の葉に似ているから付けられた名前が『ハナショウブ』。
「菖蒲」って書いて、「ショウブ」とも「アヤメ」とも読めるので
とてもややこしいのですが。。。
このアヤメ属。英語での学名は『iris』。
ギリシャ神話の虹の女神、Irisに由来しています。
水と柔らかな光が似合うこの花たちには、虹の女神の名がぴったり。
今回のアレンジ。
ハナショウブにシャクヤクとサンゴアナナスという原色の花を合わせて。
イメージしたのは湿原のビオトープ。
いきいきとした生命力が満ち溢れているようなフィーリングで。
鮮やかな色をした花たちの競演。
どの花たちもはっとするほど美しく、とても優劣付け難い。
いずれがアヤメかカキツバタ。ってね。
さて、今日から京都も梅雨入りです。
irisの花がとてもしっくりくる季節。
どんよりした曇り空が続いても。
雨上がりの雲の切れ間に、
虹の女神がいたりして。。。
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